ホンネの座談会 Part.4 〜デザイン会社でのキャリア〜

はじめに

Part.4.は「デザイン会社でのキャリア」をテーマに話します。前回のPart.3の続きとなります。

長谷部
いよいよ最後のテーマです。皆さんが一番関心があるところなのかもしれませんが、「デザイン会社でのキャリア」についてお話しましょう!

デザインの質を高めるにはやはり量が必要

長谷部
まずいきなり重めの話なんですけど、最近の20代の人を見ていると少し可哀想だなと感じる部分があって。


可哀想ですか?

長谷部
昔はデザイン会社と言えば、ブラックで長時間労働が当たり前だったんですよね。もちろんそれは問題ではあるんだけど、長時間労働して量をこなすことで、デザイナーは万遍なく、否応なしにスキルアップしてたとも言えるんですよ。

逆に今は長時間労働ではないので、全員一律にスキルアップというのが無くなり、成長が個人に委ねられてる。なので個人の意識によって実力がどんどん乖離していってしまう状況だと思っています。

矢口
そうですね。

僕らが駆け出しの頃は(上司から教えてもらう)ということは基本的に無くて、仕事自体が自分を成長させてくれたり、スキルをアップさせてくれてるっていうのはあったと思うんですよね。

それが今は時間的に限られているので、僕ら以上に大変だなとは感じます。

ただ、スキルアップ出来ないかっていうとそんなことはないと思っていて、お客様からの仕事の量は変わらないので、限られた時間の中でゴールを明確にしたり、密度を濃い仕事をしていくことでスキルアップは出来るのかなと。

長谷部
その明確なゴールを見つけるというのは、量をこなさないとできないことではないですか?

矢口
仰る通りですね。

量が質を作っていくのは絶対にそうなんです。

なので突き詰めると、早くて数を作れる人は、早く思い通りの表現ができるようになりますね。手の遅い人っていうのはなかなか難しい時代になってくると思います。

斎藤
いっぱい仕事をこなして経験を積んでっていうところは事実だと思うんですよね。

ただ、どう効率化を図るかというポイントが重要で、作業の選択と集中、あとは効率的なツールを駆使していく必要があると感じています。

女性にとって働きやすい職場とはなにか?

長谷部
そもそも時間が限られているという前提で話していますが、人生単位で考えると20代の方の多くは時間が限られてる訳ではないですよね。

子供の世話や介護などでスキルアップの時間が限られてくる前の20代で如何にがむしゃらに働けるかがその後のキャリアにとって非常に重要かなと。

宮崎
それはそうなんですが、それが晩婚化の原因になることはあるのかなと思いますね。

私自身、時短勤務をしていますが、これまでのように子供を生んだらスキルアップはお終いという0か100かではなく、限られた時間でもスキルアップを図れる状況になってきてはいると思います。

矢口
おっしゃる通りですね。

一般論として女性の方が限られた時間をどういうふうに使っていくかっていうことを常に意識してて優秀ですよ(笑)

宮崎
不思議なのが子供の有無に関わらず女性の方が時間でパッと切り上げられる傾向にあるということですね(笑)

当社では私の上の世代から時短勤務が導入されて女性の働きやすさというのは改善しているとは思います。

ただ量と質の追求も会社として必要なことなので、如何にバランスを取りながら女性の働きやすい職場を作るかは、このブログを読んでいてデザインメイトの入社を検討されている社会人や学生の方ともじっくり考えていかないといけないと思っています。

長谷部
そもそも女性にとって働きやすい職場とは何かを聞いてみたいです。

例えば当社で言うと5つあるデザインチームのリーダーは全員男性です。そこに女性がいた方が良いのか、そうではないのか。

リーダーはデザイン以外にもチームのマネジメントの責任と役割があります。負荷のことを考えるとどうしても男性をリーダーに据えた方が良いという話になってしまうんですよね。

宮崎
女性がその責任を負ってまで仕事したいかというのは当然あるとは思うんですが、女性がその責任を負うというのは男性以上に覚悟が必要なことなんですよね。

例えば会社から「あなたはリーダーになりたいですか?」という問いかけがあるんですが、その質問って女性にしかこないと思うんですよ!

矢口
なるほど。

宮崎
だからそう聞かれると、女性は尻込みしてしまうんですよね。

長谷部
経営者目線だと気遣いをしているつもりなんです(笑)

会社としてはマネジメントが出来れば男性でも女性でもどちらでも構わない。ただ、女性はマネジメントに尻込みをするというバイアスがあるので、そのように聞いてしまっているんですよね。

宮崎
お互い気遣いあっているという状況なんですね(笑)

矢口
男性女性問わず、「自分はこうなりたいです。」っていう目標があって、その目標が役職が上がっていくっていうことでも良いし、日常生活とのバランスを取るのかもしれない。

それに合わせて、会社や社会として、「こういう道のりがあるよ!」という道を示せれば良いですよね。

宮崎
仰る通りです。会社としてロールモデルがあれば、それを見て女性がこれならできるかもしれないというきっかけになりますね。

現在、営業副部長である山口さんは時短勤務ながら副部長をやられているので、そのようなパスをもっと増やしてほしいです。


私はキャリアを自分で設計する力が必要だなと思っています。

自分がこの会社に所属してどのようにインパクトを残すか、どのような経験を積むかを常に考えることが大切です。

環境を用意してくれるのは会社だけれども、その中でどうありたいかを考えてキャリアを作らないといけないと思っています。

デザインメイトでのキャリアについて

長谷部
呉さんは中途入社ですが、前職と比較して仕事のしやすさやフィット感はどうですか?


今の仕事は自分のスキルとマッチしているので、そのおかげで自分のプライベートの時間も確保できていると感じています。同僚との相性も良くて恵まれた環境だと思っています。

前職はアート関係の仕事でデザイン制作がメインではなかったのですが、デザインメイトは大手メーカーのデザイン制作がメインなのでそれが転職を決めた要因の一つです。

自分が子供のときから食べてるお菓子の会社さんがお客様なので、すごく楽しそうだなと感じました。

実際、きのこの山、たけのこの里のリニューアルのデザインを自分で決めることもできたのは本当に大きな経験でした。

長谷部
それはうちが社内のデザイナーを総動員して何十案も出した思い出深い案件の一つですよね。それを呉さんが決めたのって、入社したばかりなんでしたっけ?


そうですね、入社して2年目でした。

矢口
僕らが入社した時って、本体のパッケージってなかなかやらせてもらえなくて、やっぱり3年、4年目とかにならないとやれない時代があったんですよね。

うちの会社は割と1年目で自分の商品がポンと出ちゃったりすることがあって、良いデザインは何年目だろうが積極的に使っていくというのがまさに当社の良さですよね。

長谷部
弊社のValueの一つに「熱を持つ。」というのがあって、まさに先日も1年目の新人の子が大手メーカーのデザインを決めてくれたのですが、「親にすぐに言いました!」と喜びながら報告してくれて僕も本当に嬉しかったんですよね。


それが店頭に並ぶのを見れるので、本当に幸せなことなんですよね。

矢口
あとうちの会社がすごくいいのは、最初から最後まで全部1人でやらせてもらえるっていう所。

他のデザイン会社だと、やっぱりパーツ、パーツで、最初の所だけとかに分担されちゃってて、自分がトータルで最初から最後まで関わることが難しかったりする。

そっちの方が早くできるし、一人でやらせるリスクもあるんだけど、それをしっかり見守って一人前をきちんと育てていくというのがデザインメイトの良さだと思ってます。

長谷部
仕事のモチベーションという意味だと、自分が社長になって営業をして、お客様の業種の幅を広げられたのは良かったと思っています。

最近だと化粧品やベビー用品など食品以外の仕事の幅が本当に広がっていて。

そのあたりはデザイナーの方たちはどうでしょうか?

矢口
もちろんモチベーションは上がりますよね。

長谷部さんが社長になられて営業をクリエイティブな手法で伸ばせているという所があると思うんですよね。

それができていないモノづくり中心のデザイン会社が多くて。仕事が来るのを待ってるというスタイルの会社が多いと思います。

仕事をクリエイトしていくっていうのはとても重要なことだと思います。

長谷部
最後にお褒めの言葉を頂いてありがとうございます。

皆さん
(笑)

長谷部
はい!これで座談会は以上になります!

皆様お忙しい中参加頂き本当にありがとうございました。

社外の方にデザインメイトを知ってもらう機会と思って始めましたが、想像以上に色々な話題や議論になり自分自身とても勉強になりました。

このブログを見てくださっている皆様も長い間お付き合いいただきありがとうございます。

これを気に、デザインメイトにお仕事を依頼したい、デザインメイトに入社したいと思ってくれる方が一人でもいらっしゃれば幸いです!

どうぞ引き続きデザインメイトをよろしくお願いいたします!